第4問
AがBの代理人または代表者としてCとの間で法律行為を行った場合に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいもの
の組合せは、後記1から5までのうちどれか。なお、A、BおよびCは、いずれも商人ではないものとする。
| ア |
車の購入資金の調達のためにCから100万円を借り入れる旨の契約を締結する代理権をBから授与されたAは、自己の遊行費として消費する目的で
Cから100万円を借り入れ、これを消費した。この場合、CがAの目的につき悪意であっても、Bは、Cからの貸金返還請求を拒むことはできない。
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| イ |
Bの代理人Aは、CからC所有のマンションを購入する旨の契約を締結した。この場合、契約当時Aが当該マンションに瑕疵があることを知っていたときは、
Bは、Cに対して瑕疵担保責任を追及することができない。
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| ウ |
Bの代理人Aは、Bのためにすることを示さずに、CからC所有のマンションを購入する旨の契約を締結した。
この場合、当該契約をAがBのために締結することを契約当時Cが知っていたときは、Bは当該マンションの所有権を取得することができる。
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| エ |
Bの妻Aは、Bの実印を無断で使用して、Aを代理人とする旨のB名義の委任状を作成した上で、Bの代理人としてB所有の土地をCに売却した。
この場合、Aに売却の権限がなかったことにつきCが善意無過失であったときは、Cは、当該ト地の所有権を取得することができる。
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| オ |
Bは、社団法人であり、その定款において、その所有する不動産を売却するにあたっては理事会の事前の承認を要するものとされていたところ、
Bの理事であるAは,理事会の承認を得ることなく、B所有の土地をCに売却した。この場合、Cは、上記定款の定めがあることを知っていたときは、
過失なく理事会の承認を経たものと誤信した場合でも、当該土地の所有権を取得することができない。
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1 アウ 2 アエ 3 イウ 4 イオ 5 エオ
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正解は「3」です」
第5問
Aが失踪宣告を受け、Aの妻Bが生命保険金を受け取るともに、Aの土地を相続した。Bは、受け取った生命保険金を消費し、また相続した土地を
Cに売却した。その語、Aが生存することが明らかになったため、失踪宣告は取消された。この場合の法律関係に関する次のアからオまでの
記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記1から5までのうちどれか。
| ア |
Bが生命保険金を消費した際にAの生存について善意であったとしても、遊興費として生命保険金を消費した場合には、Bは、保険者に対し、
消費した生命保険金の相当額を返還しなければならない。
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| イ |
Bが生命保険金を消費した際にAの生存について善意であり、かつ、生活費として生命保険金を消費した場合には、Bは、保険金に対し、
消費した生命保険金の相当額を返還する必要はない。
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| ウ |
BがCに土地を売却した際にAの生存について悪意であったときは、Cが善意であっても、Aについての失踪宣告の取消しにより、
Cは、当該土地の所有権を失う。
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| エ |
BがCに土地を売却した際、BとCがともにAの生存について悪意であった場合において、CがDに土地を転売したときは、DがAの生存について
善意であったとしても、Aについての失踪宣告の取消しにより、Dは、当該土地の所有権を失う。
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| オ |
BがCに土地を売却した際、BとCがともにAの生存について善意であった場合において、CがAの生存について悪意であるDに
土地を転売したときは、Aについての失踪宣告の取り消しにより、Dは、当該土地の所有権を失う。
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1 アウ 2 アオ 3 イエ 4 イオ 5 ウエ
解答はこちら⇒「
正解は「5」です」
第6問
詐欺または強迫に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤まっているものの組合せは、後記1から5までのうちどれか。なお、
「善意」または「悪意」は、詐欺または強迫の事実についての善意または悪意を指すものとする。
| ア |
A所有の土地にBの一番抵当権、Cの2番抵当権が設定されており、BがAに欺罔されてその一番抵当権を放棄した後、その放棄を詐欺を理由として
取消した場合、Bは、善意のCに対してその取消しを対抗することができる。
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| イ |
Aは、Bに欺罔されてA所有の土地をBに売却した後、この売買契約を詐欺を理由として取消したが、その後に悪意のCがBからこの土地を買い受けた場合、
Aは、登記なくしてその取消しをCに対抗することができる。
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| ウ |
AがBに強迫されてA所有の土地をBに売却し、善意のCがBからこの土地を買い受けた後、AがAB間の売買契約を強迫を理由として取消した場合、
Aは、Cに対してその取消しを対抗することができる。
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| エ |
AがBに欺罔されてA所有の土地をBに売却した後、善意のCがBからこの土地を買い受けた場合、Aは、詐欺を理由としてAB間の売買契約を
取消すことはできない。
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| オ |
AがBに欺罔されてA所有の土地を善意のCに売却した場合、Aは、AC間の売買契約を詐欺を理由として取消すことはできない。
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1 アウ 2 アオ 3 イウ 4 イエ 5 エオ
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正解は「4」です」
第7問
時効または除斥期間に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記1から5までのうちどれか。
| ア |
確定期限のある債権の消滅時効は、当該期限が到来した時から進行するが、不確定期限のある債権の消滅時効は、
当該期限が到来したことを債権者が知ったときから進行する。
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| イ |
地上権および永小作権は、時効によって取得することができるが、地役権は、時効によって取得することができない。
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| ウ |
所有権に基づく妨害排除請求権は、時効によって消滅しないが、占有保持の訴えは、妨害が消滅したときから
1年を刑かした場合には提起することがきない。
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| エ |
債権は、時効によって消滅するが、時効によって取得できる債権はない。
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| オ |
質権は、被担保債権とは別個に時効によって消滅しないが、地上権は、20年間行使しないときは、時効によって消滅する。
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1 アエ 2 アオ 3 イウ 4 イエ 5 ウオ
解答はこちら⇒「
正解は「5」です」