*司法書士試験の過去問題(刑法)*
平成17年の問題

第25問
刑法の適用範囲に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記1から5までのうちどれか。
刑法には、我が国の国民が国外で刑法上の犯罪の被害者となったことにより我が国の国民以外の者に対して 我が国の刑法が適用される場合は、規定されていない。
刑法には、国外で刑法上の罪を犯したかいかなる国籍の者に対しても我が国の刑法が適用される場合が規定されている。
刑法には、国外で公務員を主体とする刑法上の罪を犯した我が国の公務員に対して我が国の刑法が適用される場合は、規定されていない。
刑法には、我が国が加入している条約が国外犯の処罰を求めている刑法上の罪を犯した者に対して 我が国の刑法が適用される場合が規定されている。
刑法には、国外で刑法上の罪を犯した我が国の国民に対して我が国の刑法が適用される場合が規定されている。

  1 アウ   2 アオ   3 イウ   4 イエ   5 エオ

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第26問
次のアからオまでの記述の(   )内に、「有形偽造」または「無形偽造」のいずれかの語を入れて文章を完成させると、文章偽造罪 に関する記述となる。判例の趣旨に照らし適切な語の組合せとして正しいものは、後記1から5までのうちどれか。
他人の作成名義を冒用して文書を作成する行為を(   )という。
文書の作成権限を有する者が内容虚偽の文書を作成する行為を(    )という。
刑法上、(   )は、公文書に関しては広く処罰の対象とされているが、私文書に関しては限定的である。
公文書の作成権限がある公務員がその地位を濫用して公文書を作成した場合に成立し得るのは(   )である。
代理権を有しないBが、代理人であると偽ってA代理人B名義の文書を作成した場合には、(   )となる。

  1 ア―有形偽造  イ―無形偽造  ウ―無形偽造  エ―有形偽造  オ―無形偽造
  2 ア―無形偽造  イ―有形偽造  ウ―有形偽造  エ―有形偽造  オ―無形偽造
  3 ア―無形偽造  イ―有形偽造  ウ―有形偽造  エ―無形偽造  オ―有形偽造
  4 ア―有形偽造  イ―無形偽造  ウ―無形偽造  エ―無形偽造  オ―無形偽造
  5 ア―有形偽造  イ―無形偽造  ウ―無形偽造  エ―無形偽造  オ―有形偽造

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第27問
Aについての恐喝罪の成立に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤まっているものの組合せは、 後記1から5までのうちどれか。なお、設例中の暴行または脅迫の程度は、恐喝罪を構成するには十分であるが、相手方の犯行を 抑圧するには至らない程度のものとする。
債務者Aが債権者Bを脅迫し、AのBに対する債務の支払を一時猶予する旨の意思表示をさせた。 この場合には、恐喝罪が成立し、かつ既遂に達する。
Aは、Bを脅迫し、AのC銀行に対する債務についてBが免責的債務引受けをする旨の意思表示をAに対してさせた。 この場合には、そのCの意思表示をC銀行が承諾していないときであっても、恐喝罪が成立し、かつ既遂に達する。
Aは、Bの所有する土地を購入しようと考え、Bと売買交渉を始めたが、適正な価格を提示してもBが売却に応じないためにBを脅迫して 適正な価格で売却させた。この場合には、Aがその適正な価格を支払ったときであっても、恐喝罪が成立し、かつ既遂に達する。
売春の遊客となったAが売春婦Bを脅迫して売春代金の請求を断念させた。この場合には、売春契約が公序良俗に反し無効であっても 恐喝罪が成立し、かつ既遂に達する。
Aが、タクシー運転手Bの態度に立腹し、後部座席からBの頭部を殴ったところ、畏怖いたBがタクシーから降りて逃げ出したため、 Aは、この機会にタクシー内の金員を奪おうと思い立ち、これを奪い取った。この場合には、恐喝罪が成立し、かつ既遂に達する。

  1 アウ   2 アオ   3 イエ   4 イオ   5 ウオ

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